むし歯|【曙橋ファミリー歯科】新宿区 曙橋駅徒歩2分の歯科医院

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むし歯CAVITIES

麻酔の工夫による痛みの少ない「むし歯治療」で健康なお口づくり

このような症状はありませんか?

  • 歯が痛む

  • 歯が黒く変色してきた

  • むし歯が再発した

  • 食べ物や飲み物が歯にしみる

  • 詰め物や被せ物が取れた

なぜむし歯ができるのか?

「細菌(ミュータンス菌)」「糖質」「歯の質」「時間」の4つの条件がそろうと、むし歯になります。
むし歯は細菌感染による病気ですが、お口の中に菌がいるだけではむし歯にはなりません。 むし歯の原因菌(ミュータンス菌)は、甘い食べ物に多く含まれる「糖質」をエサにして、増殖していくのです。
ミュータンス菌は、「糖」を分解するときに「酸」を生成し、歯を溶かします。このとき、酸に溶けやすい「歯の質」だと、歯の表面からカルシウムやリンなどのミネラル成分が溶け出していきます。
食後に歯磨きをしないでいると、長い「時間」このような状態が続くことになり、むし歯が進行するのです。

ダラダラ食べはむし歯リスクを高める!
~食生活を見直そう~

むし歯になりやすい環境は、食事の取り方にもあります。食事や食間は時間を決めてダラダラ食べ続けず、できるだけ甘味は控えましょう。
食事中は、お口の中が酸性に傾き、歯が溶けやすい環境になります。食事の回数が多かったり食べる時間が長かったりすると酸性の状態に常にさらされるため、むし歯になるリスクが高くなるのです。
また、甘い食べ物には糖質が多く、たくさん摂取することで、むし歯の原因菌であるミュータンス菌の活動が活発になります。できるだけ控えるようにしましょう。

できるだけ治療の痛みを抑える取り組み

~歯科治療時の痛みは何があるの?~

歯科治療で最も痛みを感じやすいのは、治療中ではなく「麻酔」のときだといわれています。
その原因は麻酔の温度、注入スピード、圧力、針の太さ、角度などさまざまで、特に人の手で行う麻酔注射にはムラがでやすく痛み無く行うのは難しいです。
当院では、電動麻酔器をなど痛みを緩和する器材を使用することで、できる限り痛みが少ない麻酔を実施しています。

むし歯の進行・自覚症状・治療法

むし歯は、C0〜C4までの段階に分かれています。早期発見・早期対応により大切な歯を守ることが可能です。

C0初期むし歯

初期むし歯は、歯の表面が溶かされて光沢がなく、白く濁って見えることがあります。これをホワイトスポットと呼びます。
ただし、初期の段階であれば、歯が持つ再石灰化の作用によって、溶けた部分が自然に修復する可能性があります。

自覚症状:痛みなどの自覚症状はありません。

治  療:再石灰化の作用だけで治癒する可能性があるため、歯を削らずに様子を診ることが多いです。適切な歯磨きと、歯科医院でのフッ素塗布により歯の再石灰化を促し、歯質強化のケアします。

C1むし歯

歯の表面のエナメル質まで溶かされたむし歯です。黄色や茶色っぽい変色、小さな黒ずみがありますが、ご自身で発見するのは難しく定期検診などではじめて気が付くこともあります。

自覚症状:痛みやしみるなどの自覚症状はほとんどありません。

治  療:再石灰化だけでの修復は期待できないため、歯を削る必要があります。
感染した部分を削り、歯の色に近い歯科用プラスチックを詰めます。エナメル質を削るときは痛みが無いため、麻酔は行いません。
治療回数は1回です。

C2象牙質まで進んだむし歯

エナメル質を溶かしきり、その奥の象牙質まで進行したむし歯です。穴が開き黒っぽく見えます。

自覚症状:冷たい物や甘い物に痛みを感じることがあります。

治  療:むし歯になっている部分を削り取り、金属やセラミックなどの詰め物・被せ物をします。
象牙質は神経に近く、削ると痛みを感じるので、麻酔をして治療を行います。
詰め物を製作する期間が必要になるため、約2~3回の通院が必要です。

C3神経まで進んだむし歯

象牙質を溶かしきり、神経(歯髄)までむし歯が進行した状態です。

自覚症状:冷たいものだけでなく、温かい食べ物や飲み物でも痛みを感じます。また、何もしていなくてもズキズキと鼓動に合わせて痛みを感じます。

治  療:感染した歯の根っこの内部にある神経を除去・清掃し、薬を詰めることで、無菌状態で保存できるようにしていきます。
このような治療を根管治療といい、むし歯の原因菌に感染した歯を抜かずに保存できる唯一の方法です。
約5~7回の通院で治療を行い、最終的には失った歯の上層部(歯冠部)を被せ物により補います。

C4歯根だけ残ったむし歯

歯の上層部(歯冠部)が溶けきり、歯の根だけが残っているむし歯です。

自覚症状:神経が死んでしまうと、痛みが無くなります。ただし、その状態を放置すると歯の根の先へ感染を広げ、膿がたまったり、顎の骨が骨髄炎を起こして発熱や頬の腫れも起こります。口内だけでなく、全身の健康に悪影響を及ぼす重度の状態です。

治  療:歯根だけになってしまった歯は保存が難しく、抜歯を行います。
失った歯の部分は、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどの人工歯で補います。

歯科先進国と
日本の考え方の差
~定期検診とメンテナンスで
むし歯を予防し
大切な歯を守る~

日本でも定期検診に通う方が増えつつありますが、歯科先進国のスウェーデンやアメリカでの定期検診はすでに「常識」です。
特にスウェーデンでは、国を挙げて「予防」により、歯を守る意識改革を行いました。
その結果、40年前は日本より国民のむし歯の数が多かったところ、現在では日本人の1/2以下、歯周病は1/4以下の罹患者数と「予防」による効果がでています。
日本では、1993年は80歳で残っている歯の数が平均6本だったのにも関わらず、2016年には平均16本と予防の効果が少しずつですが、でてきています。
どんなに素晴らしい入れ歯やインプラントを入れたとしても、しっかり噛めて会話を楽しめる、ご自身の歯に勝るものは残念ながらありません。
定期検診に通う習慣に変えて、生涯ご自分の歯でしっかり噛めて会話を楽しめる人生を過ごしましょう。